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腸は脳よりも上位?

人間の体は受精卵から始まるわけですが、受精卵から最初に作られる器官は「腸」です。その後に口と肛門ができ、肝臓ができ、肺ができて、ようやく脳ができます。

栄養を吸収する腸が何よりも先にできるのは、生きる上で最重要の基礎だからかもしれません。

英語で「第六感」のことを「Gut feeling」といいます。Gutとは腸のことです。Gutの複数形がGutsで日本語だとガツですね。

第六感は単なる感覚・予感だと思われがちですが、実は無意識の中(脳の範疇の外)で腸が判断している感覚なのかもしれません。

ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどは感情を支配する脳内神経伝達物質ですが、それらの多くは腸で作られます。

迷走神経を伝って、腸から脳へ運ばれています。

右手をあげる、走る、立ち上がる、声を出す、などの指令は全て脳から出されています。

脳は人間の生命活動にとって最重要の器官だと思われがちですが、もしかしたら、腸は脳より上位に位置しているのかもしれません。

右手をあげるなど日々の活動の指令は、実は腸にとっては瑣末なことで、それらを全て脳に任せ、

腸自身は、もっと根本的な人間の感情の部分をコントロールする役割をしているのかもしれません。

生活の中で感じられる腸の重要性

私は趣味でマラソンやトライアスロンに取り組んでいます。過酷なレースの中で、時にもうパワーを出せない、という時もあります。

なんとかパワーを出そうと、エネルギーを補給しようと思っても、腸がそれを受け付けずに戻してしまいます。こうなると、もう何もできずに安静に体の回復を待つ他ありません。

そんなたいそうなことをしなくても、アルコールを飲み過ぎてしまった翌日や、油っこい料理を食べ過ぎてしまった翌日、どうも体調が良くない、という経験は多くの社会人にとって何度かは体験しているのではないでしょうか。

そもそも、私たちは食事を食べ、それを口で咀嚼して分解、さらに胃が分解、そして腸で吸収して身体中に栄養として行き渡ります。

人間はは食べるものからできている、と良くいいますが、その食べたものが吸収される場所が腸なのだから、腸がいかに重要は推して知るべしです。

腸を休ませよう

私たちは疲れた時には良く眠ります。行動しない、ことで回復を図ろうとします。

腸も同じで、回復させるには使わないことが重要です。

古来から「断食」が健康法に取り入れられているのは、腸を休ませることができるからです。

しかし、断食のデメリットは大変なことです。腸を休ませるために、生命活動に必要なエネルギーを摂取しないので、日々の行動がまともにできなくなってしまう恐れがあります。これは忙しい現代人にとっては不向きな方法です。

コールドプレスジュースの活用

そこで活用したいのがコールドプレスジュースです。

コールドプレスジュースとはCold(加熱しない)Pressed(圧搾した)Juiceジュースです。

野菜、果物を低速で圧をかけ絞った果汁のみで作ったジュースです。水も入りません。

コールドプレスジュースのメリットは、果汁(液体)なので消化に負担がかからないこと、そして加熱していないので栄養素・酵素がそのまま残っているという2点です。

腸に消化の負担をかけずに、必要な栄養素を摂取することができます。

また、酵素は消化・代謝を促進する働きがあります。

コールドプレスジジュースの活用は、現代人の腸を休める方法としてはベターな選択になると思います。

コールドプレスジュースの活用方法

最も一般的なのは1日ジュースクレンズです。

これは、1日の食事を全て2L前後のコールドプレスジュースに置き換えるという方法です。

固形物は一切取りません。

1日固形物を食べないのは辛いことですが、1日なら出来そう!と思う人は多いのではないでしょうか。

さらに容易なのは、1食例えば夕食をコールドプレスジュースに置き換えるという方法です。

1日クレンズに慣れてきた人は、本格的に3日間のジュースクレンズを行う方もいます。

体調や自身の生活スタイルに合わせて、無理のない方法でコールドプレスジュースにより腸の休息活動を取り入れるといいと思います。